目的と背景を大事にしよう
今日は目的と背景について書いていきます。
そもそも、これを書こうと思ったのは、資料上に背景も目的も無かったり、あるいは、違いを意識していない物を良く見るので、自分への戒めも含めてちょっと纏めておこうと思った物です。
背景とは
何が課題かを明確にして、なぜこの後のストーリーが必要かと言う必要性、理由を提示する部分です。
とても重要な部分ですし、ここが欠けているものは「なんで??」が明確にならないため、意味が無い資料と捉えられてしまいます。
辞書の意味を載せておきます。
1 絵画や写真などで、主要題材を引き立たせる背後の光景。後景。バック。
2 舞台の後方を仕切る絵。書き割り。
3 物事の背後にある事情。また、裏から支える勢力。「事件の政治的背景」
- 出典:
目的とは
何を成し遂げるかを明確にして、ねらい、方向性を提示する部分です。
これまた重要な部分ですし、ここが欠けていると、「結局、何したいの?」が明確にならないため、意味が分からない資料と捉えられてしまいます。
こちらも辞書の意味を載せておきます。
1 実現しようとしてめざす事柄。行動のねらい。めあて。「当初の目的を達成する」「目的にかなう」「旅行の目的」
2 倫理学で、理性ないし意志が、行為に先だって行為を規定し、方向づけるもの。
- 出典:
具体的に考えよう
新しい技術xxを使おう!!
→ これは何をするかのみが提示されている。
(全然、情報が足りない!!これだと、「で?」とか、「なんで?」とか言われてしまいます。論理的な展開が見えません。)
新しい技術xxを使って、コストを削減しよう!
→ 何をするかに目的を加えることで「ねらい」を提示。
(ちょっと足されましたね。「で?」に対する回答は入りました。でも、「なんで?」にはまだ足りない!)
過去5年の開発コストは4~5倍となっており、このままの増加率が続く場合には、2025年には10~15倍となることが想定される。
そのため、新しい技術xxを使って、コストを削減しよう!
→ 何をするかに、何のためにするか、背景を加えることで「理由」を提示。
私の頭の中ではこんな感じです。
まとめ
背景や目的が無いと主張は伝わらない!!