【ビジネスハック:プレゼンの苦手を克服】ストーリーのあるプレゼンのための思考法:空雨傘
どうも、よしよしやです。
皆さんプレゼンは得意ですか?
「何を言っているのか、わからない」とか、「で、何?」とか、「え、なんで?」と辛辣なコメントを言われた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
あるいは、プレゼンの場になると緊張してうまく喋れない方もいらっしゃるかもしれません。
辛いですよね。。。!
今回はそんな皆さんにプレゼンを成功させるための思考法をお送りします。
「段取り8分」という言葉が世の中には存在します。
準備の段階ですでに成功するか失敗するかが8割決まるというものです。
実際、当日のやり方で失敗するかどうかは2割程度でしかないです。
確り事前に準備して、練習をすれば緊張もしなくなります。
緊張するのは準備不足で不安があるからです。
例えば、何かを初めてするときって緊張しますよね?
自転車に乗るのも、車の運転もそうだったと思います。しかし、慣れてしまえば緊張しません。
事前に準備して、練習して、本番は慣れた状態でのぞめば良いのです!
ということは、確り準備することさえできれば、あなたのプレゼンはうまくいきます。
確り準備するための思考法として、「空雨傘」がありますので、
紹介していきます。
空雨傘とは
この語呂の良い「空雨傘」ですが、
「空」を見上げて雲の量や風の強さを感じ、
「雨」が降ることを予測し、
「傘」を持って行こう!
というストーリーを表現をしています。
このストーリーの流れがそれぞれの要素の論理的な繋がりを表現しています。
各要素がそれぞれ何を表しているかを説明していきます。
空:事実情報
「空」は現在、皆さんが見ている事実情報を表現しています。
雲の量や風の強さは、誰かが考えた仮説ではなく、実際に目に見えている事実です。
これは、この後の推論や仮説を導くための揺るぎようの無い前提情報になります。
逆に言うと、この前提情報がない場合には、「何を言っているのか、わからない」と言われてしまいます。
これは「(前提がないので、)何を言っているのか、わからない」という意味になります。
誰かとお話ししている時に、「話しが噛み合わないなあ」と思ったことはありませんか?
そんな時は「前提になっている情報が共有されていない」可能性があります。
例えば、友達や恋人から「今日は帰ってくれ!」と急に言われたらびっくりますが、
「昨日から風邪で体調不良だから、今日は帰ってくれ!」は全然違った意味になります。
前提って重要ですね。
プレゼンも一緒です。まずは、事実となる前提情報を述べる必要があります。
雨:推論、仮説
「雨」は、前述の「空」の状態、すなわち、事実情報から導かれる推論や仮説を表現しています。
雲の量や、風の強さから明日は雨になりそうだと推論するわけです。
例えば、今の空模様から推論なしで傘を持とう!というのは、話が唐突になります。
今の空模様から、傘を持っていくという意思決定に至るまでに、「なぜ?」という理由になる部分がないからです。
すなわち、雨が抜けると、「え、なんで?」と言われてしまいます。
事実情報から次の行動に至るまでには、その間を補完する推論や仮説が必要になります。この繋ぎ部分が欠けるとストーリーとして完成しません。
傘:行動
「傘」は、導かれた推論や仮説から、何をすれば良いかの行動を表現しています。
雨が降る → 濡れないためには傘を持つ必要がある!という流れになります。
プレゼンの重要な点は、最終的に聞いてもらった人に行動を促すことにあります。
ここがない場合、すなわち、「空模様から、この後雨が降りそうだ!」と言ったところで、「で、何?」と言われてしまいます。
最終的に何をしなきゃいけないかを示さなければプレゼンは着地しません。
具体例
ここまでの空、雨、傘が何を意味するかと、どれかが欠ければ、辛辣なコメントを言われてしまうことを説明してきました。
ここからは、より理解を深めるために、具体的な例を考えていきましょう。
空:「2015年から2020年まで、毎年売上げが100億円ずつ減少している」
雨:「このまま行くと、2022年には赤字になるでしょう」
傘:「この事業から撤退しましょう」
空:「お腹が空いた。。。。」
雨:「このままいくと餓死してしまう。。。」
傘:「そうだ、ご飯を食べよう!」
最後に
今回は、ストーリーのあるプレゼンを作るための思考法として、「空雨傘」を紹介しました。
改めて、プレゼンは準備で決まります。
ぜひ、今回の思考法を活用して確り準備して練習して、プレゼンを成功させましょう!
大事なのは、事実をベースに、論理的な繋がりを意識して、相手に何をして欲しいかを
伝えることです。
相手を動かそう!