ブランドの定義書:ブランドホロタイプ・モデルを使ってSNSやブログで自分をブランディングしていこう
最近では、企業の看板を背負って、企業の名前で発言するよりも、SNSやブログを通じて、個人が自分の名前で発言する機会が多くなっています。
会社で働き続ける社会ではなく、個人で副業や起業、フリーランスとして活躍することも当たり前になりつつあります。
すなわち、自分のスキルやパーソナリティを軸に、自分で自分を売ること、自分の世界を切り開いていくことが重要になっているのだと感じます。
そういった時代で生きていくことを考えると自分をブランディングして、自分の市場価値を高めていくこと、周囲からの信頼を得ていくことが重要なのでしょう。
そこで自分をブランディングすることを考えましょう。
今回は、最近読んだ書籍「マーティングプロフェッショナルの視点」から自分のブランドを定義していきます。
ここでは書籍全体の紹介は割愛しますが、ブランドを定義するフレームワークである「ブランドホロタイプ・モデル」について説明が分かりやすかったので、これを活用していきます。
皆さんもご自身のTwitterでもブログでも良いのですが、その自己紹介、一番自分の肝となる部分を考えながら読んでいただければと思います。
ブランド・ホロタイプ
まずは、ブランド・ホロタイプとは、ブランドを定義するフレームワークを指します。
ホロタイプとは、生物分類学上、生物の学名を記載するにあたり、ただ1つ明示的に指定された標本のことを指すようです。難しい定義です。
もともとの意味はさておき、ブランド・ホロタイプは、ブランドを明示的に定義し拠り所とするための文書になります。
実際に、各企業では多くの人がブランドに関連して、製品企画、設計、開発、販売をする上での拠り所でもあります。
確り定義されていないとブランドがブレます。
大義
ブランドが何のために存在するかを定義する部分となります。
Vision
ブランドの理念、実現したい世界を定義する。
例えば、自分のブログに当てはめるとビジネスマン向けの思考法や、日々の健康に関する情報をお届けして、皆さんのビジネスの成功に貢献しよう!
辛いって言いながら働く人を減らそう!ということになります。
Mission
Visionを達成する際にブランドが担うべき使命を定義する。
例えば、このブログでは、私の就職、転職を通して、日々の仕事を内省した実体験に基づく学び、と、日常生活の中で食事、睡眠、運動に関する情報を発信することで、これからビジネスマンになる人や、ビジネスで何らかの改善を求める人への助力になる!ということにしましょう。
Value
Missionを達成する際に尊重すべき行動様式や価値観を定義する。
自分の仕事や生活上、本当に役に立ったものを発信することを行動様式として、薄っぺらいものは発信しない。誰かの役に立つを価値観としよう。
(本当は、雑記ブログですが、大きく出てみました。夢は大きくて良いでしょう。人間だもの。)
Role
複数ブランドをポートフォリオで管理しているなら、ブランドの固有の役割を定義する。
人間には多面性があるという意味では、いくつかのブログをいくつかの趣味嗜好に基づき書いていらっしゃる場合にはあてはまるかもしれません。私には分からない世界なので割愛。
市場
ターゲットにしているマーケットを定義する。定義は「製品カテゴリ市場」と「ベネフィット市場」の2種類を記載する。
製品カテゴリ市場
例えば、万年筆の場合には、万年筆市場、筆記具市場が該当します。
ベネフィット市場
一方で、こちらはベネフィットに基づいて考えるマーケットになります。万年筆の場合には、新社会人へのギフトや、インテリな彼氏へのプレゼント市場が想定されます。
この場合、私自身のブログは、ビジネステックやヘルステックを紹介しているので、同じようにビジネステックやヘルステックを扱うネット、雑誌記事になるでしょう。
ベネフィット市場を考えて、大きく捉えると、研修やOJT、セミナー市場が競合な気がします。
これは最近のビジネスYoutuberを見ていても思いますが、ビジネス書やセミナーを短時間で端的に分かりやすく説明してくれるものって多くなってますね。ありがたいです。
実際には、ネットサーフィンしているだけで暇潰しかもしれません。ブログという括りでは、スマホのゲーム等、スマホ上でできるすべての暇つぶしが同じ市場に入るのでしょう。
ターゲット
ターゲットとなる消費者群を定義する。
ブランドターゲット
中長期にわたる対象グループを定義する。
例えば、「運動部に所属する中学生・高校生」と定義します。
プロモーションターゲット
特定の施策や新商品導入時に限定的に訴求する対象者グループを定義する。
例えば、「新しく部活動を始める中学1年生と高校1年生」と定義します。
これはブログの場合には、記事を書く際に、その記事はどんな人の役に立つかを考えて書くことで、プロモーションターゲットの選定になるのだと理解しています。
そこが曖昧だと、ターゲットがブレていて、適切な施策が打てていないことになります。ブログを書くのも難しいですね。
ベネフィット
「消費者が何を得られるか」を定義する。
注意すべきは、「ブランドが何を与えられるか」では無い点です。
あなたのSNSでの発信が、それを読む人にとって何を得られるかを意識することが大切です。知的なものとか、ノウハウを書けと言っているのではなく、似ている境遇の人に共感や希望を与える等、相手が何かを得られるように想像することが重要です。
エクイティ
ブランドが保有したい「意味」を定義する。
ここは私はまだ理解できていない部分です。
もうちょっと勉強してから追記しますので割愛します。ごめんなさい。
パーソナリティ
ブランドの人格、擬人化を定義する。
Valueの体現者になります。
急に難しくなってきました。割愛。ごめんなさい。
アイコン
ブランドのロゴや、色、記号、デザインを定義する。
これは色々な企業さんのロゴや色といえば想像しやすいものと思います。
例えば銀行だと、UFJは赤、みずほは青、SMBCは緑のようにすぐに色のイメージが浮かびます。
これは自分のブログの配色や、プロフィール写真も自身のブランディングと統一感を持たせる必要があるということになります。なぜ私は馬の絵を書いたり、緑色を使っているのでしょう。今後見直していきましょう。
機能/性能
ベネフィットを提供し、エクイティを体現するための性能など、物理的要件や機能的な特徴。ブランドを主語とする。
最後に
個人の名前で生きる時代です。
自分をブランディングしていくことは、自分の軸や芯を持つこと、それを言語化、言動化することだと思います。
自分のブランドがない人はいないと思っています。自分の個性が自分のブランドです!
皆さんの人生に幸多きことをお祈りします。
自由に生きよう!
では!