【ビジネスハック】水平思考で新たなアイデアを捻り出そう
新しいアイデア出してますか?
仕事をしていると、新しいアイデアを求められる場面は多々あると思います。
商品開発はもちろんですが、現場で何らかの改善や施策出しをすることもあるでしょう。
そういった場面で、「う〜ん、思いつかないなあ、どうしたもんか。。。」となることがあると思います。
そんな場面に適した思考法として水平思考があります。
この記事では、水平思考とはどんな思考法か、また、どういった使い方をするか例を用いて紹介します。
これを読み終わる頃には、意見出しができるビジネスマンになることでしょう。
(ちなみに、画像はタイトルに合わせて水平線です。)
水平思考とは
水平思考とは、論点に対して通常のセオリーに要素を分解して、その要素を水平に移動して、これまでのセオリーとは異なる観点で着想する思考法です。
この図でイメージを持っていいただければと思います。
ある論点に対して、その通常のセオリーを要素分解して、それぞれの要素を水平移動して観点を変えてみる。
新しい観点を用いて、これまでのセオリーには無かった新たなアイデアを出すことができます。
水平思考の方法
水平思考については、以下の順番で進めます。一つ一つ解説していきます。
- 論点の設定
- セオリーの洗い出し
- 水平移動
- アイデア出し
論点の設定
まずは、いつも通り論点の設定です。
これは、以前の記事で書いたディベート思考の時と一緒です。
改めて、今何を解決しなければいけないのか?何が課題なのかを明確にします。
その課題を論点として設定します。
例えば、今回は、傘を題材に水平思考を展開していきたいと思います。
論点を傘に変わる新しい商品の開発とします。
セオリーの洗い出し
その論点に対して、通常のセオリーを要素として並べていきます。
通常のセオリーと言っているのは、一般的な性質や使い方を指しています。
傘の例で言うと、以下のような性質や使い方を要素として並べることができます。
- たたむもの。
- 持ち運ぶもの。
- 手に持って使うもの。
- 雨に濡れないようにするもの。
- 視界を遮るもの。(透明なものもありますね。)
Pete LinforthによるPixabayからの画像
要素を並べるにあたっては、思いついた順に並べるでも良いです。
要素が出ない場合、例えば、利用する場面を想像しながら時系列に並べてみても良いです。
水平移動
次に既存のセオリーを打ち破るように、そのセオリーを水平に移動させて、新しい観点を出していきます。
水平移動させるとは打ち消すように考えることを指します。
その観点を考えずにすむように横に横に移動させるイメージです。
例えば、先ほどのセオリーを水平に移動して観点を出していきます。
- たたむもの。
→ たたまない傘ができないだろうか? - 持ち運ぶもの。
→持ち運ばない傘は実現できないだろうか? - 手に持って使うもの。
→手に持たずに使えないだろうか? - 雨に濡れないようにするもの。
→雨に濡れても良いようにならないものか? - 視界を遮るもの。(透明なものもありますね。)
→視界を遮らずに使えないものか?
アイデア出し
最後に、それぞれの観点でアイデアを出していくことで、これまでのセオリーを打ち破るアイデアを出すことができます。
- たたむもの。
→ たたまない傘ができないだろうか?
→たたまないけど、邪魔にならないサイズに縮小した傘。
→開いていることで、孔雀のようなファッションを実現し、そもそも、たたむという状態にしない傘 - 持ち運ぶもの。
→持ち運ばない傘は実現できないだろうか?
→シェアサイクルのように傘を共有。マンションの共有傘をシェアするような仕組みが構築できないか。
→持ち運ぶのではなく着るものにしてしまう。(これはカッパですね。)
→一緒に移動できるようにタイヤをつける。(これは車ですね。)
あるいは、自分の一歩後ろを傘をさしながらついて来てくれるロボットですね。
→相合い傘のマッチングの実現。傘に入れて上げる代わりに、100円、200円もらえるようなオンラインサービスどうでしょう?セキュリティ上の問題がありそうですね。 - 手に持って使うもの。
→手に持たずに使えないだろうか?
→着る。
→被る。
- 雨に濡れないようにするもの。
→雨に濡れても良いようにならないものか?→移動する先々に乾かす仕組みを設置する。
→すぐにお風呂に入れるように、お風呂を遠隔で沸かしておく。 - 視界を遮るもの。(透明なものもありますね。)
→視界を遮らずに使えないものか?
→一部透明な傘が既にありますね。
→今後は、ARやVRで傘の先の道を表示しても良いですね。夢のような話です。
途中から、意見出しがおかしな方向にいってますが、必ずしも、すべての観点で意見を出さなければならないものではございません。
ただ、無理やり捻り出した先に面白いものが出るかもしれませんので、チャレンジはしてみて良いと思います。
使い所
繰り返しになりますが、商品開発はもちろんですが、現場で何らかの改善や施策出しが必要な場面で利用できます。
新しいアイデアを求められる場面で有効活用できる思考法になっています。
普段から面白い意見を出せる人は、このような思考法が自然と身についているのだと思います。
一方で、意見出しが苦手だなあと言う人はここで学んだことを日々の業務の中で訓練すれば意見出しできるようになると思います。
大事なのはやってみること。
やってみて、その思考法を習慣にしてしまえば良いのです!
まとめ
この記事では、新しいアイデアを出すための思考法である水平思考について解説しました。
水平思考を用いることで、考えるきっかけを観点として並べることができます。
アイデアマンになっていくために、日々思考法を使っていきましょう!
では!